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■ 床免震システム

床免震システム

床免震システムの特徴

床免震システムの構成は、地震の揺れを減衰、復元(元の位置に戻す機能)を有する免震装置(支承)とユニット化された床部材からなり、床表面仕上げ材までの高さを200㎜と低く抑え、既存の建物に適用しやすい仕様になっています。

  • 積載物の重量が変わっても免震効果は一定です。
  • 積載位置が偏っても免震効果は一定です。
  • 特殊な油脂類やダンパ、空気バネや電気的補器類を使用していないため、設置後のメンテナンスは、ほとんど不要です。

大地震に対しても大きな安全余裕度

ゆれガードの内部に、ねじれ、引き抜け防止のための機構を設けており、大地震に対する安全機構を組み込んでいます。

床免震システムの構造・仕様

免震装置免震装置

ゆれガードクロス(床免震用Gタイプ)を標準。
標準の装置単体の外形は、幅600mm×奥行600mm×高さ120mm

型式寸法W×D×H[mm]積載許容荷重[㎏/㎡]変位[mm]FA板サイズ[mm]
FF-4502700×2700×159350~1000±250450
FF-5003000×3000×159500
FF-6003600×3600×159600

免震装置

フレームフレーム

免震装置(ゆれガード)を連結させ、平面的に骨格を構成する部材で、モジュール化(□1000mmと1200mmの2種類)されています。他に補助材として縁アングル、下地鋼板等があります。これにより、部材点数の簡素化、機械加工を取り入れ、高い施工精度を実現しています。

フレーム

床材床材

OAパネル(□450㎜,500㎜,600㎜)に合わせた寸法になっているためOAフロアとの組み合わせに対応しています。
また、低床化と、強度確保、歩行感の向上を実現するため、コンクリートモルタル製の置敷式溝配線タイプ「ネットワークフロア」(共同カイテック社製)を採用しています。強度がありながら薄型で、フレキシビリティに富むのが特長。これにより床面仕上げ高さがFLより200の設定が可能となっています。

  • スピーディな施工が可能
  • 床仕上げ面までの高さ200mm以下を実現、既存フロアの免震リニューアルにも対応
  • 耐火性・耐久性も保証済。また、リユース・リサイクル性にも優れる
  • 配線溝、コンセントなどアクセサリー類も充実

置敷式超高強度軽量コンクリート製ネットワークフロア40の断面構造

床免震システムの施工

施工フロー:支承設置から床表面仕上げまで、本システムは、免震装置(支承)設置から床面仕上げまで一貫した施工管理体制によりスピーディに行います。

施工フロー

  • (1)免震支承設置状況
    (1)免震支承設置状況
  • (2)支承の動作確認
    (2)支承の動作確認
  • (3)免震支承の連結
    (3)免震支承の連結
  • (4)スタンションの設置
    (4)スタンションの設置
  • (5)OAパネル敷設
    (5)OAパネル敷設
  • (6)緩衝パネル敷設
    (6)緩衝パネル敷設

床免震システムの施工実績