床免震システムの構成は、地震の揺れを減衰、復元(元の位置に戻す機能)を有する免震装置(支承)とユニット化された床部材からなり、床表面仕上げ材までの高さを200㎜と低く抑え、既存の建物に適用しやすい仕様になっています。
大地震に対しても大きな安全余裕度
ゆれガードの内部に、ねじれ、引き抜け防止のための機構を設けており、大地震に対する安全機構を組み込んでいます。
ゆれガードクロス(床免震用Gタイプ)を標準。
標準の装置単体の外形は、幅600mm×奥行600mm×高さ120mm
型式 | 寸法W×D×H[mm] | 積載許容荷重[㎏/㎡] | 変位[mm] | FA板サイズ[mm] |
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FF-450 | 2700×2700×159 | 350~1000 | ±250 | 450 |
FF-500 | 3000×3000×159 | 500 | ||
FF-600 | 3600×3600×159 | 600 |
免震装置(ゆれガード)を連結させ、平面的に骨格を構成する部材で、モジュール化(□1000mmと1200mmの2種類)されています。他に補助材として縁アングル、下地鋼板等があります。これにより、部材点数の簡素化、機械加工を取り入れ、高い施工精度を実現しています。
OAパネル(□450㎜,500㎜,600㎜)に合わせた寸法になっているためOAフロアとの組み合わせに対応しています。
また、低床化と、強度確保、歩行感の向上を実現するため、コンクリートモルタル製の置敷式溝配線タイプ「ネットワークフロア」(共同カイテック社製)を採用しています。強度がありながら薄型で、フレキシビリティに富むのが特長。これにより床面仕上げ高さがFLより200の設定が可能となっています。
施工フロー:支承設置から床表面仕上げまで、本システムは、免震装置(支承)設置から床面仕上げまで一貫した施工管理体制によりスピーディに行います。